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2026.01.10

音叉式ムーブメントを現代の視点で再構築

音叉式ムーブメントを現代の視点で再構築

かつて宇宙飛行士たちが身につけた、伝説の音叉時計 アキュトロン。
その革新的なムーブメントが、現代の技術と美意識によっていま再び蘇ります。

今回の発売は、アキュトロンを最初に定義した革新への賛辞であり、精密時計の未来に向けた大胆な一歩です。

単なる復刻ではなく、現代の視点を加えて再構築された1本を、ぜひお手に取ってご覧ください。

電子式音叉時計 アキュトロン

1960 年に初めて発表されたアキュトロンの音叉機構は、世界初の電子式腕時計であり、従来の手巻き式や自動巻き時計からの画期的な進化でした。音叉機構を初めて採用し、テンプの役割を代替しました。

当時としては前代未聞の技術であり、その偉業により、1 日 2 秒以内の高精度を実現しました。そして、特徴的な 360Hz の#F のブーンというハム音と滑らかに動く秒針は、精密さの象徴となりました。この技術はもともと、米軍がより正確な計時装置を必要としたことから、米軍の要請により開発されました。このブーンという音は、電流で駆動される正確な周波数で振動する実際の音叉から発生します。この特定の振動は時計の精度に直接結びつき、比類のない安定性を実現しました。その比類なき信頼性により、NASA のエンジニア、宇宙飛行士を目指す米軍パイロット、航空宇宙プログラムなど数々のプロジェクトに採用され、宇宙開発競争の最盛期には宇宙船内の計器やコックピットパネルに搭載され、駆動しました。

新製品 チューニングフォーク スペースビュー314 について

今回発売する新製品については、10年に及ぶ開発を経て、独自の音叉式ムーブメントを新たに発表します。音叉式ムーブメントは、微細な精度と特殊機構を要するために、数十年にわたり実現が困難とされてきましたが、オリジナルの精神を継承しながらも、現代の視点を加え再構築し、いちから新開発しました。

この時計の象徴的ともいえる特徴の2点、≪360Hzの#Fのブーンというハム音≫と≪滑らかに動く秒針≫のポイントは、オリジナルモデルを忠実に継承した一方、当時にはなかった現代的な製造方法も採用。例えば、スイープ運針を実現するため、音叉の振動を動力へ変える要の部品であるインデックス車は、LIGA工法(微細構造物形成技術)を取り入れ、わずか3.6mmの部品に400歯という精密さを実現。
加えて、オリジナルモデルでは分解しないと見ることが出来なかったインデックス車を文字盤側に配置し、約1.1秒で1周という精密さゆえに実現出来る高速な歯車の動きを楽しむことが出来ます。また、ムーブメントを存分に眺めてほしいという想いから、オリジナルモデルにはなかった、シースルーケースバックのスケルトン仕様を採用。スケルトンの文字盤側のみならず、音叉の特徴的なコイルなどムーブメントの詳細や美しい装飾を裏側からも余すことなく眺めることができます。時計の精度はオリジナルモデルに合わせ、月差±1分としました。この画期的な発表により、アキュトロンは再び過去と未来を結び、時計製造の概念を変える独創性を体感できる稀有な機会をお届けします。

この象徴的なムーブメントの再導入により、アキュトロンは時計製造における新たな一幕を開きます。それは私たちの先駆的な過去を称えつつ、可能性の限界を押し広げるものとなります。今回の発売は、アキュトロンを最初に定義した革新への賛辞であり、精密時計の未来に向けた大胆な一歩です。

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